研修動画の効果とは?社内研修の生産性を上げた当社事例を紹介

研修動画の活用は社内教育の生産性を上げるのに効果的です。実際に当社が社内のコンプライアンス研修でV動画を活用し、社内教育の生産性を上げることに成功した例をご紹介します。これによりできるようになった効果やメリットをご紹介します。
■結果
インタラクティブ動画を利用することで、社内研修の大幅な工数削減と理解度が向上
■目的
- コンプライアンス研修時間の短縮及び、業務効率化
- 研修の習熟度に応じたフォローアップの実施
■課題
- 視聴状況が分からず、テスト結果でしか習熟度を把握することができなかった
- レポートデータがないため分析が行えず、研修内容の改善が難しかった
■効果
- 研修担当者が視聴状況を確認することができ、上長への報告と確認するフローが不要になったことで大幅な工数削減になった
- 個別でフォローアップ研修を行い個人の習熟度の向上につながった
- 個人のデータを可視化することで、次回研修に向けた改善点を発見することができた
この記事の目次
研修にインタラクティブ動画の導入を試みた背景
当社ではコンプライアンス研修で動画を用いた研修を行ってきましたが、研修の履修状況がわかりにくい点がありました。その研修動画を実際に社員一人ひとりがきちんと視聴したのか、またどの研修項目の関心が高いのか、どの分野のテストのスコアが良いのか、悪いのかどうかを可視化することができませんでした。
また、そもそも動画視聴を完了していない状態でテストが受けられる状態だったため合格することが目的となっていました。
この課題に向き合うため、Videoクラウドとセールスフォースを連携し、個人の視聴データを取得したいと考えたことがきっかけでした。
導入してできるようになったこと
実際に導入をして得られた効果は大きく3点ありました。
1点目が業務効率化の向上、2点目が研修の習熟度に応じたフォローアップ研修の実施ができるようになったこと、3点目が次回の研修の改善点の分析ができるようになったことです。
①業務効率化の向上
個人の視聴データが取れるようになったことで、業務効率化の向上に繋がりました。
これまでの研修では動画を実際に見たかどうかの状況確認を上長が部下へ問い、部下はそれをセールスフォース上でメンションをつけて返信をしていました。その後、上司がデータを集計し、研修担当者に報告をしていました。このように研修を行ったかどうかの確認をするだけで余計なやりとりが2度3度と行われておりました。
しかし、Videoクラウドとセールスフォースを連携したことで個人が視聴したかどうかは、個々に確認せずとも、視聴データの集計画面を見れば分かるようになりました。
なぜなら、インタラクティブ動画の「タッチポイント」機能や「フォーム」機能などの拡張機能により、社員別の視聴再生時間、視聴完了時間、内容の理解度といったデータの取得が動画を視聴するだけで完結するようになったからです。
集計、報告作業をする必要がなくなり、工数も大幅に削減し、生産性が上がり、業務効率化の向上へと繋がりました。
②研修の習熟度に応じたフォローアップ研修の実施
また、社員一人ひとりレベルで視聴データがレポート化できるようになったので、個人の習熟度に応じたフィードバック研修を行えるようになりました。
Videoクラウドのスコアリング機能により、研修テストの結果をスコア順に並べることができます。
これにより研修担当者も早いタイミングでスコアの低い社員にフォローアップの研修を行え、社員全体の習熟度も上がりました。
③次回研修への改善点の分析
個別のレポートから視聴時間と視聴回数を可視化することで次回研修の改善ポイントを分析することが可能になりました。
研修内容のPDCAを回すことが可能になり、研修動画の質を向上することに寄与しています。
個人の視聴データを取得することのメリット
ここまでは当社内での研修で活用した事例をご紹介しましたが、個人の視聴データを取得することはBtoBマーケティングの領域でも非常に有用的といえます。
例えば、自社サービスの商品動画をインタラクティブ化させれば、下記のような施策を行えることが可能となります。
①動画上で商品購入ページや問い合わせフォームに遷移できる。
「タッチポイント」機能や「フォーム」機能によって、直接コンバージョンポイントとなるページへ遷移させることができます。CVRやリード数の獲得UPへと繋がります。
②現段階でのサービスへの関心度がわかり、効果的なメルマガマーケティングが行える。
各企業単位での視聴データが把握ができるようになるので、視聴内容に応じたネクストアクションが行えるようになります。動画を最後まで視聴した企業と、途中で視聴を止めた企業それぞれに応じたメルマガを行えます。ナーチャリング制度の向上、カスタマーサクセスの効率化へと繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。個人の視聴データを取得することは大きなメリットがあります。
上記でご紹介した導入効果以外に、当社ではコンプライアンス研修の視聴データを元に動画の内容もブラッシュアップすることができました。
Videoクラウドは社内の教育や採用活動、BtoBマーケティングなどあらゆる場面において効果的にご利用できますので、気になった方は是非お問い合わせや資料請求もご検討ください。