顧客が自宅に居ながら、商品/サービスを
理解できることが求められる時代に
インタラクティブ動画の可能性
自分で進めていくストーリー
顧客体験を高める重要な要素の一つとして、各顧客一人ひとりに合わせた体験を創るというポイントをがあります。これを動画に置き換えると、いかに自分の興味のある情報だけを視聴できるかということになります。従来の動画においては、欲しい情報が何秒後、何分後にあるかわからないため、興味のない内容が流れている際には、動画から離脱したり、無作為に飛ばしたり、見たくない映像を渋々見るしか有りませんでした。
インタラクティブ動画では、その概念が変わりました。視聴者が個人の興味関心に合わせて、動画のストーリーを自ら選択していくことができます。そのため、視聴者は自分の知りたい情報だけを自分の知りたい順番で見ていくことができ、離脱する必要もなく、渋々見なければならない時間は大幅に減少します。顧客のニーズや興味は一人ひとり違う中で、その人に合わせたその人だけの動画をインタラクティブ動画が創造します。
双方向のコミュニケーション
従来の動画では、企業側は視聴者に対して再生開始から終了まで、一方的な情報発信をすることしかできませんでした。そのため、ニーズが潜在的な視聴者には早期に離脱され、動画を思うように視聴してもらえないなどの弱点がありました。これに対して、インタラクティブ動画では、企業と視聴者が双方向で情報を取得することが可能となりました。視聴者が動画の中で興味のある箇所をタップすることで、さらに情報を掘り下げて理解することができます。また、動画の中でアンケートの回収や、気になった商品やサービスの購入及び問い合わせまでのプロセスを一気通貫で完了させることが可能です。視聴者が動画の中で選択や行動という情報発信がを行い、企業はその情報に合わせた情報共有やアプローチを行うといった双方向のコミュニケーションが動画視聴後の顧客体験にもつなげていきます。
VR/360°の自由視点
空間を体感するには、現地に行くことが一番です。しかしながら、顧客は現地に行くというハードルを中々超えることができません。移動時間や交通費、日程、距離などその理由は様々です。そんな中、インタラクティブ動画は現地に行ったような体験を、手元にあるスマートフォンでいつでも擬似的に体感することを可能にしました。画面上でスワイプ操作で視点を変えながら自分の見たい視点をその空間を見ていくことができます。その場の雰囲気や環境を把握することが重要な「住宅見学会」や「会社見学会」のようなイベントを、オンライン上でより手軽に体験してもらうことで、視聴者の意思決定につなげていきます。
採用活動への活用~求職者のエンゲージメントを高めるオウンドメディアリクルーティング~
従来の求人市場では、求職者が企業求めるものは「企業の大きさ」「給与」「ポジション」など、比較的シンプルなものが多かったです。ネットが普及した今、人々は自分が調べたいタイミングで自分の知りたい情報を調べる事ができ、企業にはそれぞれHPがあるのが当たり前の環境になり、更には開示される情報も幅広くなっています。それ伴って、求職者が知りたい情報や企業に求めるものも、従来に比べ多様化しています。企業の「ビション」「理念」「環境」「風土」「社員の性格」「就職後のイメージ」「キャリアステップ」など求職者によって欲しい情報は様々です。
ここで重要なのは、その求職者が欲しい情報を的確に供給することができるオウンドメディアがあることです。その情報供給の手段の一つとして動画があります。
HP上のテキストでは、会社概要の中身の様に読めばわかるものは確認できるものの、会社の雰囲気や勢い、社長の想いなどの知覚情報はテキストではなく動画のほうが伝わりやすいため、求職者により自社の良いところを理解してもらうことができます。
また、応募者の選考段階に合わせて「社員の一日の業務」や「新人研修の動画」などを公開することによって、自社へのエンゲージメントを高めていくことも可能です。