研修動画の効果とは?研修にインタラクティブ動画を活用した成功事例を紹介

企業経営において、社員の教育・育成は不可欠ですが、時間や労力、コストがかかるといった課題があります。

そんな中近年では、社内研修において動画を活用することが注目されています。

そこで今回は、当社がコンプライアンス研修においてインタラクティブ動画を導入し、生産性の向上に成功した実例を紹介しながら、社内研修動画の効果についてお話しします。

「そもそもインタラクティブ動画とは?」と思われた方は下記の記事で詳しく解説しておりますのでご覧ください。

関連記事 インタラクティブ動画の基礎知識!効果やメリット、活用事例を解説

研修にインタラクティブ動画の導入を試みた背景

当社では以前から動画を用いたコンプライアンス研修を行っていましたが、研修の履修状況がわかりにくい点がありました。

「研修動画を実際に社員一人ひとりがきちんと視聴したのか」

「どの研修項目の関心が高いのか」

「どの分野のテストのスコアが良いのか、悪いのか」

といった履修状況を可視化することができませんでした。

また、そもそも動画視聴を完了していない状態でも、テストが受けられる状態であったため、合格することが目的となっていました。

この課題に向き合うため、インタラクティブ動画を活用し、個人の視聴データを取得したいと考えたことがきっかけでした。

インタラクティブ動画導入の効果

実際に導入をして得られた効果は大きく3点ありました。

業務効率化の向上
研修の習熟度に応じたフォローアップ研修の実施
研修課題の分析

①業務効率化の向上

個人の視聴データが取れるようになったことで、業務効率化の向上に繋がりました。

これまでの研修では動画を実際に見たかどうかの状況確認を上長が部下へ問い、部下はそれをセールスフォース上でメンションをつけて返信をしていました。その後、上司がデータを集計し、研修担当者に報告をしていました。

このように研修を行ったかどうかの確認をするだけで余計なやりとりが2度3度と行われておりました。

しかし、Videoクラウドとセールスフォースを連携したことで個人が視聴したかどうかは、個々に確認せずとも、視聴データの集計画面を見れば分かるようになりました。

なぜなら、インタラクティブ動画の「タッチポイント」機能や「フォーム」機能などの拡張機能により、社員別の視聴再生時間、視聴完了時間、内容の理解度といったデータの取得が動画を視聴するだけで完結するようになったからです。

集計、報告作業をする必要がなくなり、工数も大幅に削減し、生産性が上がり、業務効率化の向上へと繋がりました。

②研修の習熟度に応じたフォローアップ研修の実施

また、社員一人ひとりレベルで視聴データがレポート化できるようになったので、個人の習熟度に応じたフィードバック研修を行えるようになりました。

Videoクラウドのスコアリング機能により、研修テストの結果をスコア順に並べることができます。

これにより研修担当者も早いタイミングでスコアの低い社員にフォローアップの研修を行え、社員全体の習熟度も上がりました。

③研修課題の分析

個別のレポートから視聴時間と視聴回数を可視化することで、次回研修の改善ポイントを分析することが可能になりました。

研修内容のPDCAを回すことが可能になり、研修動画の質をブラッシュアップすることができます。

個人の視聴データを取得することのメリット

ここまでは当社内での研修で活用した事例をご紹介しましたが、個人の視聴データを取得することはBtoBマーケティングの領域でも非常に有用的といえます。

例えば、自社サービスの商品動画をインタラクティブ化させれば、下記のような施策を行えることが可能となります。

①コンバージョン数の増加

「タッチポイント」機能や「フォーム」機能によって、動画上で直接コンバージョンポイントとなるページへ遷移させることができます。CVRやリード数の獲得UPへと繋がります。

②効果的なリードナーチャリングの実施

各企業単位での視聴データが把握ができるようになるので、視聴内容に応じたネクストアクションが行えるようになります。動画を最後まで視聴した企業と、途中で視聴を止めた企業それぞれに応じたメルマガを行えます。ナーチャリング制度の向上、カスタマーサクセスの効率化へと繋がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。個人の視聴データを取得することは大きなメリットがあります。

上記でご紹介した導入効果以外に、当社ではコンプライアンス研修の視聴データを元に動画の内容もブラッシュアップすることができました。

Videoクラウドは社内の教育や採用活動、BtoBマーケティングなどあらゆる場面において効果的にご利用できますので、気になった方は是非お問い合わせや資料請求もご検討ください。

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