公開日:2021年05月11日
インタラクティブ動画を活用する効果的なアンケート調査
顧客に対してアンケートを取ったことがある企業の方も多いのではないでしょうか?
今回は「自社の顧客に対して行うアンケート」と「見込み顧客に対して行うアンケート」の2種類に分けて説明したのち、インタラクティブ動画を活用した効果的なアンケート調査をご紹介させていただきます。
「そもそもインタラクティブ動画って何?」という方はこちらの記事を是非一度ご覧ください。
顧客ロイヤリティを高めるために自社の顧客に対して行うアンケートはおすすめ
まず、自社の顧客に対して行うアンケートについてご紹介させていただきます。
自社顧客に対してアンケートをとることは、顧客のヒアリングをできるだけでなく、接点を持つものとしても有用です。
BtoBでは特に顧客による自社への信頼度や愛着が重要となってきます。
アンケートによって顧客とのコミュニケーションを増やし、自社への信頼度や愛着を知ることで今後どういったことをしていけば良いのかを知ることができます。
また、営業担当者やサポート担当に直接言いにくい要望などもアンケートであれば、伝えやすくなり「顧客が考えている本当のこと」を把握しやすくなります。
ただ、顧客が考えていることを知るだけではなく、アンケートの結果を受けて改善されたことが分かれば、顧客は自分の意見をきちんと採用してくれたことが分かり、自社の評価を高めることができます。
では、実際顧客に対して取るアンケートでは、どのような項目を設定したほうが良いのでしょうか。
・商品やサービスの満足度
・知り合いなどへの推奨度
・不満点
・再度利用したいか
・他社の商品やサービスの利用状況
・品質や価格、納期、サポートなどの個別満足度
アンケートの設問は選択式と記入式で構成することが多く、選択式の設問では「満足・やや満足・普通・やや不満・不満」と5段階にするのが一般的です。
満足度については、いくつか選択式として考えられる理由を設定しておくと、回答者も選びやすいうえに分析をする上でも回答がまとまりやすいので分析しやすくなります。
もちろん選択肢以外の理由があるかもしれないので、自由記入欄を設ける、「やや不満」「不満」と答えた人には、その理由も聞くということもアンケートにおいては重要となります。
見込み顧客に対して行うアンケートは特典がつきもの?
見込み顧客については、自社がどんな商品・サービスを扱っていて、どんな企業であるかを知っていただくためにも特典を用意するのがおすすめです。
アンケートが初めての接点の場合、アンケートの回答率を上げるためには「回答したくなる」「回答しなければいけない」と思っていただくことが必要不可欠です。
主な特典の例としては、ギフト券やクーポンなどの自社商品・サービスの割引、商品プレゼントなどが挙げられます。
アンケート内容や商品・サービスによって変動はあると思われますが、特典が少しでもあるほうが回答率も上がることが見込まれます。
ギフト券や商品など、発送が前提となっている品物を特典とすると、個人情報としてあまり開示したくないメールアドレスなどの記入もいただける可能性が高くなります。
配送コストを抑えて回答率を高めるためには、特典にデジタルギフト券や回答後クーポンがその場で発行されるようにするなどの工夫をすることがおすすめです。
アンケートの回答率を上げるには?
2つのアンケートについてご紹介させていただきましたが、アンケートの回答率を上げるにはどうしたら良いのでしょうか。
ここでは「アンケートの目的」と「アンケート内容」についてご紹介させていただきます。
アンケートの目的を明確にする
アンケートの回答によって「何を知りたいのか」という目的を明確化させることが重要です。
せっかくアンケートを取るのであればこんなことも合わせて聞きたい!と設問数が増えてしまうこともあります。
アンケートで回答者の「何を知りたい」のかをあらかじめ決めておくことによってそういった設問数の増加を防ぐことができます。
アンケートの設問を回答者目線で考える
アンケートの設問を考える際に重視したい主な部分としては2つあります。
・アンケートが顧客にとってどう見えているのか
・設問やUIが答えやすいものになっているのか
アンケートの設問数を少なくする
「自社の顧客に対して行うアンケート」の設問数の目安は10~15問と言われており、3分以下で回答できるくらいの量がおすすめです。
「見込み顧客に対して行うアンケート」の場合は、多すぎると回答の途中で離脱される可能性が高まるので、5~10問で2分以下で回答できる設問数がおすすめです。
限定した選択肢を用意する
自由記入ではなく、予想される答えを用意しておくことで回答者の負担となることなく、アンケートに答えていただくことができます。
また、前述の通り、分析の際にもまとめやすいので選択肢で回答いただけるよう準備をしておきましょう。
アンケートの回答率を上げられる「インタラクティブ動画」とは?
アンケートは通常、フォームを利用して回答いただくことが多いかと思いますが、実は、インタラクティブ動画でアンケートを取ることができます。
動画の再生を始めると出てくる設問をタップすることで回答いただくことができます。
選択肢によってその後の設問を変更することも可能です。
この機能を活用すれば、動画の視聴と同時に顧客の感想を収集できたり、また社員教育用の動画を作成すれば、社員の習熟度を測る理解度チェックテストなどに活用ができます。
こちらは実際に弊社で作成した産業医に関する理解をクイズ形式にしたインタラクティブ動画です。
一般的に産業医についての理解や認知がなかなか浸透していないという現状に対し、クイズ形式のストーリーでユーザーが理解を深めながらニーズを喚起するコンテンツとなっています。
動画内の設問回答結果をそのまま集計することができるので、動画視聴後にわざわざアンケートを取る必要もありません。
また、弊社では社内のコンプライアンス研修でも社員の理解度をチェックするためにインタラクティブ動画も活用しています。
詳細を知りたい方は下記資料をチェックして見てください。
【人材育成・研修編】動画を活用したDX事例のご紹介
研修やマニュアルという分野で動画を活用する企業が増えてきています。この資料では、実際にコンプライアンス研修で動画を活用し、習熟度のチェックや、研修内容のPDCAを実現した事例をご紹介します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
インタラクティブ動画でアンケートをとることによって、アンケートの途中離脱者が多い部分を見ることもできます。
それによってアンケート内容の変更や設問数の変更も可能ですので、ぜひご参考ください。