公開日:2019年10月31日
広告より導入する企業が多い?!研修用動画を採用するべき8つの理由
従業員の教育は、今や人材採用と同じくらい重要な企業課題となっています。
もちろん、採用した人員を優秀な戦力に育て上げることは、企業そのものが大きく成長するために必須です。
近年は従業員研修に力を入れる企業が非常に多くなっていますが、そこで大いに活用されているのが研修用動画です。
果たして「人財」を育て上げるために有効な研修用動画とは、採用すべき理由とは何かを解説します。
この記事の目次
驚異的な伸びを見せる研修用動画の採用
世界中の企業が関心を高めているのが、研修における動画の活用です。
特に従業員教育に多額の予算をかけるアメリカの大手企業は、業績が好調な企業ほど研修に大きなコストを割き、景気回復傾向にある昨今では昨対比2桁以上の伸び率を見せています。
そしてその研修現場で大いに活用されているのが動画です。
2013年の調査になりますが、アメリカで従業員研修に動画を活用する企業の割合は全体の半数を超えることがわかりました。
そこからすでに5年以上経過していますから、その伸び率はさらに上がっているでしょう。この数字はプレゼン資料やカスタマーサービス、広告宣伝における動画採用のパーセンテージを抑え、第1位となっています。
また、現在すでに研修用動画を活用している企業やさらに拡大を予定している企業、そして今後活用を予定している企業を合わせると、全体の約70%にも上ることがわかっています。
しかもこうした研修用動画を毎日~毎週視聴している従業員は51%にも上っていますので、この動画がどれほど効果的に活用されているかもわかるでしょう。
こうしたことから、アメリカに限らず世界中の企業が今後も研修用動画を採用する動きが加速することが予測されています。
[参考]
Wainhouse Research Report: Innovation in Employee Training
http://info.qumu.com/Wainhouse-Training-Report-2015-Landing-Page.html
研修用動画を採用すべきポイントは8つ
ここまで多くの企業が研修用動画に効果を見出しているのには、当然理由があります。
ここでは主なメリットを8点紹介しましょう。
1.パフォーマンス向上に貢献する
企業にとって働く人材は財産です。
そしてその人財は、自分たちが働く意義を深く理解することで、さらなるポテンシャルが引き出されることがわかっています。
例えば、企業のビジョンや社会的価値、貢献度を知ったうえで自身が成すべき役割を理解すれば、自分に誇りが持てるでしょう。
仕事に対する使命感は、パフォーマンスを飛躍的に向上させる力があります。
また、同じ内容でも書類ではなく動画で見ることでダイレクトにそれを実感し、そこに感動的なストーリーを感じれば仕事に対するモチベーションや満足度も高くなります。
結果として企業の業績アップにつながる可能性は十分にあるでしょう。
2.高い費用対効果が得られる
従業員研修は非常に重要であり意義のあるものですが、講義型の場合、講師のコストや会場のコストが毎回発生します。
当然、動画制作にもコストはかかりますが、動画は繰り返し視聴が可能ですから、再生されればされるほどコストはどんどん割安になる計算です。
また、企業規模が大きくなればなるほど大人数の従業員に研修を実施しなければなりませんが、動画であればたった1本ですべての人数を一度に教育することが可能です。
コスト効率、スケールメリットともに非常に優れた手法のため、大手企業も中小企業も動画による研修に切り替えているのです。
3.ユビキタスである
講義型の場合、研修期間、研修時間、研修場所を設定し、大勢の人を同じ場所に集める必要があります。
これに対して動画であればどこでも再生可能であり、いつでもどこでも簡単に、まさに研修のユビキタスを実現できます。
従業員は自分の都合に合わせて研修を受けることもできますし、場所は自分のデスクでも、職場の会議室でも構いません。
通常業務の手を止める時間が最小限で済むため、本業に支障が出ることもないでしょう。
また、研修を受けた従業員がもう一度内容を確認したいときに、いつでも見直せる点も大きなメリットと言えます。
日本であれば新卒採用時だけでなく、中途採用時にも随時研修が行えるのが大きいでしょう。
相手が1人でも100人でも、時と場所を選ばず同じ充実度の研修を行えるのは大きなアドバンテージです。
4.短期間で十分な研修を行える
前述の通り、従業員は研修用動画をいつでも繰り返し見ることができます。
先に触れたアメリカの調査にもあるように、実際に毎日動画を見て学ぶことも可能です。
もちろんアクセスできる権限や環境の用意は必要ですが、従業員が自分のペースで学習できるのは非常に高い効率を実現できます。
入社したその日に研修を始めることも可能なため、結果的にトータルの研修期間が短くなり、即戦力として活動できるでしょう。
5.レベルの標準化が可能となる
広く事業展開を行っている企業は、各営業所や店舗によって従業員の教育レベルがバラバラになる大きな課題を抱えています。
そのため従来から従業員研修は一堂に集めて実施するなど工夫がなされて来ましたが、それでも講師や教育係が変わると教育レベルにバラつきが生じることは否めません。
研修用動画ならそうしたバラつきは起こりようがないため、すべてレベルを等しく底上げが期待できます。
特に海外展開や外国人の雇用を率先している企業の場合、多言語化による同レベルの教育を行えることは非常に大きなメリットです。
6.高い学習効果を得られる
人は座学で書面による学習をするよりも、動画を見てダイレクトに理解した方がより高い学習効果を期待できます。
特に仕事は実際に見て学ぶことが多く、デモンストレーション動画で学ぶ方がはるかに理解が深まるでしょう。
業務で使用するソフトウェアの操作1つ取っても、言葉や静止画で説明されるより見て体験する方が効率的に学ぶことができます。
接客指導なども、説明されるより実際に動画によるコミュニケーションを見ることで話し方や表情、姿勢まで詳細な部分まで情報を得ることが可能です。
7.インタラクティブな活用も可能
動画の作り方を工夫すれば、企業側から従業員側への一方通行の発信ではなく、従業員側からのアクションも受け付けることができます。
例えば、動画広告によくあるように、動画内にリンクを貼ることで自社内のほかのサイトにアクセスすることも可能ですし、より詳細な情報を学ばせることも可能です。
Q&Aを設置したり、答えを選択させたりすることで簡単なオンラインテストも実施できます。
アイディア次第でさまざまな使い方ができるのも魅力でしょう。
8.学習の意欲と仕事の意欲を維持させやすい
残念ながら、座学を続けていると飽きてしまう点は否めません。
動画にはさまざまな演出効果を盛り込むことができるため、学習に対する興味を惹き続けることが可能です。
自然に見返したくなる動画であれば、学習に対しても仕事に対しても意欲も維持しやすいでしょう。
大切なのは継続ですから、そうした意味でも動画の活用には意義があります。
まとめ
研修用動画にはさまざまなメリットがありますが、それは単に企業側のことだけではなく、視聴する従業員側にもあることが理解できます。
新しく組織に加わる従業員が少しでも早く戦力になること、日々の業務を支える中堅従業員がさらなる成長を遂げることは、企業にとって非常に理想的なことです。
コストを抑え、高い効果を得ることができるなら、研修に動画を採用しない理由はないでしょう。
実際に当社でも、研修を動画で行うことでリソースの削減と、研修自体のPDCAサイクルを回した事例があります。どのような実証を行ったかは、以下の記事をご覧ください。
⇒研修動画の効果とは?社内研修の生産性を上げた当社事例を紹介
もちろん、よりその効果を高められるクオリティの高い動画を制作する必要があることは言うまでもありません。
Videoクラウドでは、累計7000件以上のBtoB向け動画制作の実績があります。研修用動画の制作をご検討中の方は、ぜひご相談ください。