公開日:2023年03月22日
【2023年3月更新】YouTube利用状況データ
YouTubeは、世界最大の動画共有サービスです。誰もが一度はYouTubeを利用したことがあるのではないでしょうか。動画マーケティングにおいても多くの利用者がいるYouTubeというプラットフォームを利用しない手はありません。
では、実際のYouTubeの利用状況ってどうなっているのかと気になっているマーケターの方も多いのではないでしょうか。
そんなYouTubeの「ユーザー」「利用」「ビジネス」に関する様々な最新データを今回ご紹介します。
是非、YouTubeの今の利用状況を把握した上で、マーケティング戦略にお役立てください。
YouTube「ユーザー」に関する統計
アクティブユーザー数
アクティブユーザー数とは「ある一定期間内にサービスを利用しているユーザー」のことを指します。
世界 25億1400万人(Statista)
日本 7000万人以上(Google)
YouTubeの月間アクティブユーザー数は世界で25億1400万人となっています。世界人口がおよそ80億人ですので、その内の約3割が毎月YouTubeを利用していることになります。
日本国内だけで見ても月間の利用者は7000万人以上を超え、日本で最も使われているソーシャルメディアのひとつとなっています。
日本国内の利用年齢層
総務省がおこなった「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によればYouTubeの全年代の利用割合は88.2%となっています。
各年代の利用率は下記になります。
年代 | 利用率 |
---|---|
10代 | 97.2% |
20代 | 97.7% |
30代 | 96.8% |
40代 | 93.5% |
50代 | 82.8% |
60代 | 68.1% |
全年代 | 88.2% |
50代、60代を除く層で90%を超える高い利用率となっており、世代問わずたくさんの層に利用されています。
男女比
YouTubeの総ユーザーの54.4%は男性で、45.6%が女性となっています。(Statista)
YouTube Premium加入者数
YouTube Premiumはいつでも広告なしでYouTube動画を視聴できたり、オフライン再生やバックグラウンド再生ができる有料サービスです。
YouTubeは2022年9 月の時点で、YouTube Premiumの加入者数が 8,000 万人を超えたことを発表しました。昨年から3000万人以上の増加となります。(YouTube)
YouTube「利用」に関する統計
YouTubeの1日あたりの視聴時間と視聴回数
YouTubeの1日あたりの視聴時間と視聴回数について、「YouTube全体」と「1人あたり」とそれぞれ分けたデータがこちらです。
全体
YouTubeの1日あたりの動画視聴時間は、なんと10億時間を超え、視聴回数は数十億回にものぼっているそうです。さらに興味深いのが、YouTubeの総再生時間の70%以上がモバイル端末からの視聴であるということです。(GMI)
1人あたり
ユーザーの年齢や国によって異なりますが、平均的に1日あたり29分37秒をYouTube動画の視聴に時間を費やしているようです。10代や子どもの場合は、約56分まで平均視聴時間が伸びるそうです。(BusinessDIT)
また、YouTubeの1訪問あたりの平均閲覧ページ数は3.22ページとなっています。(Statista)
1日の動画投稿数
YouTube上では毎分500時間以上の動画がアップロードされています。これを1時間に換算すると約30,000時間のコンテンツに相当します。(Statista)
YouTube「ビジネス」に関する統計
YouTubeの収益
YouTubeは2021年に288億ドル(約3兆円)の収益を上げました。これは前年比で46%増加しています。収益源は広告や有料サービス(YouTube PremiumやYouTube TV)などです。
消費者の購買意向に強い影響力
YouTubeは単にユーザーにとって動画というコンテンツを楽しむだけのものではなく、商品購入をするための意思決定の起点にもなっています。
Googleが2022年の初めに行った調査によると、多くのユーザーが商品を買う際に商品仕様やレビューを動画で見ていることが分かっています。
企業の約6割が動画コンテンツを共有するためのプラットフォームとして利用
ソーシャルメディアのマーケティングツールを提供しているBufferの調査によると、企業の約62.9%が動画コンテンツの共有先としてYouTubeを選んでいます。
これはFacebookに次ぐ2番目に人気のあるチャネルです。
個人にとって興味・関心のある内容かどうかが動画選びで一番大切
動画をマーケティングで利用するにあたって、質の高い動画を求めることは当然重要です。
しかし、視聴者が動画選びで最も重要視しているのは、自身の興味や関心に関連があるかどうかです。
Googleが行った調査では、動画選択で大事なことは有名な俳優を起用しているかよりも動画が自身の興味に合っているかどうかが3倍も重要だと発表しています。
また、動画コンテンツの質が高いかどうかよりも、個人の興味・関心に合うものかどうかの方が1.6倍も重要だとしています。
これは意外な盲点かもしれませんが、マーケターとしてはまず、コンテンツの質よりも視聴者のニーズに合うものを提供することを考えないといけないということです。
まとめ
今回はYouTubeの利用状況に関する様々な統計をご紹介しました。
データからもYouTubeは世界で最も人気のあるウェブサイトであることを再認識できたことと思います。
今やマーケティング活動において「動画の活用」は当たり前の時代となっております。きちんとYouTubeの利用状況に関するデータを把握した上で、効果的なマーケティング活動を行いましょう。
Videoクラウドでは動画を起点としたマーケティング活動の支援を行っておりますので、お困りごとがありましたら、是非お気軽にお問い合わせ下さい。