「涙活」できる感動の動画広告3選!

ご対象者様

  1. コンセプトのある動画広告が気になる方
  2. 「涙活」「感動系」の動画をお探しの方

みなさまが最後に涙を流したのはいつでしょうか?

近頃では「涙活」という言葉ができるほどに、泣くことはストレス解消やリラックス効果など心身に良い効果をもたらすとされています。

そんな「涙活」の役に立つ!?かもしれない動画広告を3つご紹介させていただきます。

「涙活」=感動の「涙」でストレス解消?

感情の高ぶりに伴って涙がでることで、リラックスした時に働く副交感神経が活発になり、
脳機能的には睡眠時と同様のリラックス状態に近い状態が再現できるそうです。

でもたしかに、思いっきり泣いた後って、不思議とスッキリしますよね。

泣ける映画やドラマを見たり本を読むのも良いですが、動画広告やCMでも感動するものはたくさんあります。

今回は感動する動画広告を厳選して3つご紹介していきます。

「涙活」におすすめの動画広告3選

TOSANDO music

https://youtube.com/watch?v=-09dRyIG9bU
出典:TOSANDO music CM 披露宴編 full

Youtubeでの再生回数は約390万回(2020年11月現在)にも及んでおり、400万回に到達するのも時間の問題でしょう。

ここまで再生回数が伸びた要因は、まさに「深い感情の動きを秘めたストーリー」だといえます。

タイトルに披露宴編とあるように、結婚式の披露宴で新婦の父親がピアノを演奏していて、ぎこちないカノンの演奏をする父親に新婦が「やめてよ」とつぶやきます。

なぜ「やめてよ」という言葉が出てくるのかここでは伏せられており、その表情は怒りとも悲しみともとれる、複雑な表情をしています。

そして物語は過去の思い出へと移り変わっていきます。

実は『カノン』には亡くなった母親との思い出があり、家族団らんにおける象徴的なものだったのです。

母親を失い、娘は結婚して家には父親だけが残された、という悲しい物語ではなく、ピアノがあることでそこには姿はなくてもあたたかい家族のつながりを感じさせられます。

そんな思い出が詰まったカノンを演奏するために東山堂の音楽教室に通い、披露宴で演奏している姿とそれを見守る娘の涙に、不器用な父娘の愛情が表現されています。

演奏が止まった際、娘が父親と一緒にピアノを弾いているかのような動作をしていたのも良いアクセントになっていて、家族のつながりというメッセージ性が込められています。

この動画広告は「ADFEST2015、FILM LOTUS(アジア太平洋広告祭)」でシルバー賞を受賞するなど、動画としての評価も得られています。

東京メトロ/サントリー「BOSS」

出典:働くって、いいもんだ。THE LAST TRAIN|春に退職する駅員へ、終電後の駅で仕掛けたサプライズ。

こちらは東京メトロとサントリーBOSSがコラボして制作された動画です。

前半はよくあるインタビューとして作られていますが、後半では退職する社員さんにサプライズをするという2部構成となっています。

すべての作業が終わり、一人、最後の仕事を終わらせようとしているところ。

駅でよく見かけるディスプレイ(デジタルサイネージ※1)に同僚の写真や映像をメッセージとともに映し出すというおもしろい仕掛けとなっています。

私たちが普段動画広告を見ているディスプレイにメッセージが映し出されるという演出は、東京メトロという場所だからこそできるサプライズなので、より特別感を感じられますね。

退職される社員さんの涙や人柄が垣間見えることで、単なるサプライズを見るよりも、一層感情移入することができます。

東京メトロのロケーションを活かした、良いコラボ映像となっていると思います。

同シリーズでは人だけではなく車両バージョンもあるので、ぜひこちらもご覧になってみてください。

出典:働くって、いいもんだ。THE VENDING TRAIN|退職した車両が、自販機に再就職。

HondaMotorcycle(タイ)

出典:ผมอยากหนัก 45 กิโล I Want to Weight 45 Kg. (A.P. Honda)

最後にタイの動画広告を紹介します。

タイのCMは世界からみてもストーリー性が深く、クオリティが高いといわれており、世界的な広告賞の受賞回数は日本を上回っています。

この理由として、タイは口承文化が背景にある国なので文字よりも映像において高い表現力があるのではないかと言われています。

それを表しているかのように、今回紹介するCMは言葉をほとんど使用していません。

まず前半は食事、運動し体重を測る少年、6時間以上眠る描写のみが淡々と描かれています。

そのような生活を見ていくうちになぜ一人で暮らしているのかという違和感が生まれ、後半で母が入院しているため両親と離れて暮らしていることがわかります。

さらに、献血を必要としている母のために献血ができる体重45kg以上になるよう食事をし、6時間の睡眠を遵守していたのだということに気づきます。

そのような純粋で健気な少年の姿に胸を痛め、心を揺さぶられてしまいます。

A.P. Hondaの献血を促す啓蒙活動の一環としてのCMですが、比較的医療体制に恵まれている日本人からすると、

自分が認識していなかった世界の現実を、よりリアルで身近な出来事に感じられて、非常に効果的な動画広告であると言えるのではないでしょうか。

まとめ

感動する動画広告を3つご紹介しましたが皆さんの「涙活」になりましたでしょうか?

広告は視聴者側からすると良くない印象を持たれがちですが、こういった「涙活」に役立てるような動画広告が流れてきたらうれしいですね。

皆さんも「涙活」に役立つような動画広告を探してみてはいかがでしょうか?

関連する記事