【今更聞けない動画広告の基礎】インストリーム広告とは?

はじめに

近年、注目度が高まっている動画広告ですが、種類も豊富にあり、長さや効果、料金システムなども多彩です。
動画広告の代表となるインストリーム広告について詳しくご紹介します。

また、動画広告全般的な基礎知識については下記記事も参考ください。

関連記事 多くの人をひきつける!動画広告4つのメリット・成功させるポイント

インストリーム広告とは

インストリーム広告は動画広告の代表格であり、動画配信サイトで主に使われているスタイルです。
インストリーム広告は動画広告の総称とも言え、その中にさまざまなタイプが登場しています。
動画配信サイトでは、ユーザーが見たい動画を検索して再生ボタンをクリックすると動画が視聴できるのが基本のシステムです。
ユーザーが見たい動画コンテンツの前に再生される動画広告は、インストリーム広告の中でもプリロール動画広告と呼んでいます。
主流のタイプではありますが、近年は動画の再生中に流されるミッドロール動画広告や見たい動画の再生後に流れるポストロール動画広告のタイプも登場してきました。
また、再生前と再生中の動画広告には一定時間だけ広告動画を視聴した後は広告をスキップできるスキッパブル広告と、スキップすることができない完全視聴型のタイプが用意されています。
近年のトレンドは、スキップができない代わりに極短時間で宣伝を印象付ける、6秒間だけ流すバンパー広告です。
バンパー広告はインストリーム広告の中のプリロール動画広告かつ完全視聴型に分類できます。

インストリーム広告のメリット

では、インストリーム広告を利用するメリットについて見ていきましょう。
近年はスマホやパソコンを使ったネットユーザーが増える一方、テレビの視聴離れが進んでいます。
時代の変化やライフスタイルの変化に伴い、テレビCMを流すより、ネットでインストリーム広告を流す方が、一般消費者にアプローチがしやすくなってきました。
また、テレビCMの場合、有名タレントの起用や大手広告代理店の利用、一定の時間枠やドラマや人気番組のスポンサーになるなど、CMを制作して流すために数千万円から数億円単位の宣伝広告費用が必要になることが少なくありません。
そのため、資金力が高い大手企業でないとテレビCMを利用するハードルが高いのが現状です。
ですが、インストリーム広告なら低コストで制作することができるので、小さな企業や店舗でも気軽に利用できるメリットがあります。
CPV課金(広告視聴単価課金)方式を採用している掲載サイトも多いのも、低コストで宣伝が流せるメリットです。
例えば、YouTubeのTrueView動画広告の場合、完全視聴単価方式が採用されています。
動画広告の再生がスキップされたり、途中でブラウザを閉じるなどして広告の視聴が途中で中断されてしまったり、30秒未満の再生の場合は広告料は課金されません。
そのため、効果的なアプローチができたときのみ費用が発生するという、コストパフォーマンスに優れた運営ができるメリットがあります。
単なる静止バナーやチラシなどと異なり、映像と音声、ビジュアル的な文字などを駆使して、商品やサービスの魅力を効果的にユーザーに訴えかけられるのもメリットです。

インストリーム広告のデメリット

インストリーム広告のデメリットとしては、全般的な面として、動画ゆえにストーリー性を考えたり、展開を構成したりするという手間や労力、センスが必要になることが挙げられます。
バナー広告やポスター、チラシなどと異なり、一定のスペースや紙面の中にまとめるのではなく、動画の流れの中で表現しなくてはならないので、どんな内容にするのかを想像力を利かせて企画しなくてはなりません。
また、インストリーム広告も多様な種類があるので、宣伝したい内容や目的に合わせて適切なタイプを選ばないと思うような効果が上げられません。
いかにスキップされたら広告料は発生しないとしても、視聴してもらわなければ、販促などの効果は得られない点もデメリットです。

インストリーム広告を利用できる媒体

YouTubeやニコニコ動画、Ustreamなどの動画サービスが、インストリーム広告を配信できる一般的な媒体です。
テレビ局が配信するニュース動画を流すポータルサイトなどでも、再生前にインストリーム広告を流せるケースもあります。

インストリーム広告で動画広告を使うときのポイント

インストリーム広告の中でもどのタイプを採用するかが、1つのポイントです。
スキップせずに楽しんでもらえる動画広告の作成を検討するか、スキップできない短時間の広告を作成して、わずかな時間でどう印象付けるのかを検討する必要があります。
スキップをさせない、短時間でも効果を出すためには、インパクトが必要です。
効果音やBGM、登場させるキャラクターや耳に残るフレーズなどをうまく活用して、ユーザーが面白いと思う動画を制作しましょう。
どんな広告が効果的かわからない場合には、動画広告の制作実績が豊富なプロに相談することで解決できます。

まとめ

インストリーム広告にも多彩な種類があり、どのタイプを使うかで効果や費用も異なってきます。
宣伝効果がしっかり出るよう、コストパフォーマンスを意識しながら、インパクトのある動画を制作しましょう。

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