ご対象者様
- 授業・教育現場で「インタラクティブ動画」を活用したい方
- 動画でどれくらい先生や教授の負担が軽減できるのか知りたい方
学校の先生は疲れている!?
最近、学校の先生方が「過重労働に悩んでいる」ということが、毎日の新聞を賑わすようになりました。
ただでさえ忙しく、先生方が苦しんでいるところへ持ってきて、
特に最近は生徒の検温や教室などの消毒などのコロナ対策もしなければならなくなっています。
授業前後のコロナ対策
例えば、福島県教育委員会の調査では、下記のような調査結果となっています。
「教育現場で消毒や生徒の検温など、新型コロナウイルス感染症対策の業務が長時間化している傾向にあることが1日、県教委が発表した勤務実態調査結果で分かった。高校養護教諭が費やした時間は1週間当たり5時間31分だった。」
全体的に見れば人手不足の比率は改善しているのですが、業種によっては依然として人手不足だということが分かります。
授業の準備
コロナ対策以外に学校の先生を苦しめているのは、授業の準備です。
「平日の時間外労働で最も時間を割いた業務の割合は、中学校教諭で昨年同様「部活動・クラブ活動」だったが、小学校と高校で初めて「授業準備」が最多となった。特別支援学校でも授業準備の割合が40.7%(昨年同期比11.2ポイント増)で過去最高となった。」
これは福島県だけではなく、全国的な傾向のようで、文部科学省中央教育審議会専門委員を務めた平岩国泰氏は下記のように述べています。
「学習指導の内訳をみると、学習指導は1.授業2.授業準備3.採点・評価の3つです。その割合は概ね以下の割合だそうです。
- 授業:40%
- 授業準備:30%
- 採点評価:30%
気づくのは、授業の前後の時間の長さです。実際に授業をする時間と概ね同じくらい前後にそれぞれ時間をかけています。生徒たちに学んだことを定着させることを目標に、丁寧な準備があり、授業後には宿題やテストなどの採点が待ち受けています。実際に授業をしている時間の1.5倍の時間が前後にかかるので、『授業の時間×2.5』が学習指導関係だけでかかるわけです。」
要するに、
- コロナ対策でこれまでなかった仕事が増えてしまった。
- 元々学校の先生は、授業だけではなく授業の準備(予習・復習と教材作成など)と採点にかなりの時間を取られてしまっている。
ということなのです。
コロナ対策はなかなかなくすのが難しいですが、授業準備だけでも減らすことは出来ないでしょうか?
実は社員教育も動画で可能になるかもしれない?
実は、企業も社員教育に悩んでいるのです。
日本経団連の「人材育成に関するアンケート調査結果」(2020年1月)によると
88.8%の企業が「今の自分の会社の人材育成は、環境の変化に対応できていない」と悩んでおり、特にダイバーシティ経営とデジタル技術については時代遅れになっていることを痛感しています。
しかし、社員のデジタル技術の能力開発については、35.5%しか研修を行っていません。
つまり、自社の人材育成は改善したいが、かといって何をすれば良いかも分からないという状況が浮き彫りになっています。
なかなか忙しいわけで、研修をするのも手間もお金もかかるということでしょう。この悩みは授業準備に苦しむ学校と似ていますね。
この状況は研修についても、学校教育と同じように動画が使えるかもしれません。
学校外の教育現場・学習塾は積極的に動画を活用中!?
先に述べた先生の「授業準備」の負担軽減策として、実は学習塾では積極的に動画を教育現場で活用しています。
例えば、幼稚園年長から小学校向けの「花まるオンライン」では、週5日の動画配信、週1回のオンライン授業を行い、予習は動画配信と事前に作っているワークブックで対応し、ライブ授業は週1回にしています。
また、中学生・高校生向けの「Z会」(株式会社増進会ホールディングス)でも動画を配信しており、予習はワークブック、授業用動画を見た上で課題をやり、
課題の答え合わせ(採点)をまた動画でやる、と言う形で授業準備と採点の負担を軽減しています。
Z会は難関大学受験講座で名を馳せた講座で、授業内容も高度で知られ、昭和の頃のZ会のテキストは大学の教養課程の講義で使われているものがあるほどですが、今では動画を積極的に活用しています。
動画を使った教育にはどういうメリットが有るのか?
動画は非常に様々なメリットがあります。
- 予習、復習の効率化
- 補講の代わりになる
- 生徒が自分で動画を見て自学自習するので、生徒の自主的な学びの促進になる
- これまで述べてきましたように、授業準備の負担軽減、採点の負担軽減
予習・復習・採点を動画にしておくことで、子どもは復習時にも動画を見られる上、なんどでも見られるので勉強する習慣が身につくなどメリットが多いです。
企業でも、研修プログラムの用意をするのが難しい中、動画を社員に見てもらえれば、手間もかからないですし、
単に講師が演壇から話すのを聞くよりは、自発的に動画を視聴して学ぶため、社員の自主的も高まります。
「インタラクティブ動画」で更に授業のレベルアップを!
Videoクラウドの「インタラクティブ動画」 を授業の予習・復習・採点、企業研修に使えば、ただ授業を聞くだけではなく、
生徒さんや社員の方が自分で動画を触って学ぶことが出来ますので、今流行りの双方向性を取り入れた授業ができるようになります。
「関ヶ原の戦いは西暦何年だったでしょうか?」
a,1560年 b.1600年 c,1603年
というようにして、3択で次の問題へ進ませるような動画も制作することが出来ます。
教育現場の「インタラクティブ動画」のご相談はVideoクラウドへ
以上、教育現場での動画の活用と、「インタラクティブ動画」を使った教育について、解説しました。
実例や、導入前の段階から相談したいという方は下記よりお気軽にお問い合わせください。
学校・企業ごとのご状況などを踏まえたご提案をさせていただきます。